電気工事士は、一般家庭のエアコン・アンテナ工事から、大きなビル・オフィス・工場まで、あらゆる建物の電気関連の工事に携わります。
電気系の職種や建設業に興味がある方のなかには、下記のように電気工事士について疑問がある方も多いのではないでしょうか。
・仕事は楽しい?
・実際に働いている人がやりがいを感じているのか気になる…
・自分に向いている?
今回は、電気工事の魅力や、電気工事士の方が感じている働きがいを紹介します。
また、やりがいから向いている人も解説するので、自分に合っているかどうかを判断できるでしょう。電気関連の仕事に就きたい方や、実務未経験で資格保有者の方は、ぜひ最後までご覧ください!
電気工事のやりがい・魅力
電気工事は、下記のようにさまざまな理由からやりがいを感じられる魅力的な仕事です。
・チームで働ける
・幅広い専門性を身につけられる
・高年収を狙える
・人手不足なので仕事に困らない
これから、どのようにやりがいを感じられるのかを具体的に解説します。仕事を始めてから現実とのギャップに悩むことにならないためにも、それぞれチェックしておきましょう!
チームで働ける
1つ目の魅力は、「チームで働ける」ことです。電気工事は、通常2名以上で作業を行います。
そのためチームメンバーから感謝されたり、尊敬する先輩から仕事を任せてもらったりと、チーム行動ならではの達成感を味わえます。チームメンバーと協力しながら、一緒に仕事を成し遂げたときには喜びも倍増するでしょう。
幅広い専門性を身につけられる
2つ目の魅力は、「幅広い専門性を身につけられる」ことです。電気工事士は、下記のように電気関連の幅広い工事に対応します。
・分電盤の据付工事
・配線
・コンセントや照明器具の設置
・避雷針の工事
公共の施設だけではなく、一般住宅の電気関連の工事も担うため、実家や自宅の電気設備を自分でできる点も魅力です。
また、企業によっては、下記のように電気に関連する清掃業務や書類作成も行います。
・高圧受変設備の保全・更新工事
・エアコンクリーニング
・太陽光パネルの清掃
・オール電化の提案
・消防設備工事の書類作成代行
電気に関連する幅広い専門知識や技術の習得が実感できるため、自己成長を感じられてやりがいにつながります。
高年収を狙える
3つ目の魅力は、「高収入を狙える」ことです。厚生労働省の「jobtag」では、電気関連の仕事を担う電気工事士の平均年収は、「約506万円」と公表されています。
一方で、国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、給与所得者全体の平均年収は「458万円」です。
日本で働く人の平均年収よりも、「48万円」程度高いことがわかります。ほかの職業よりも稼げることから、やりがいのある職業といわれています。
人手不足なので仕事に困らない
4つ目の魅力は、「人手不足なので仕事に困らない」ことです。経済産業省の「電気保安人材の中長期的な確保に向けた課題と対応の方向性について」では、入職者の減少や高齢者層の退職により、第2種電気工事士が2045年に想定需要に対して「約0.3万人」不足する見込みです。
第2種に限らず、全体で2015〜2045年まで従事者の減少傾向が続くと報告されています。業界全体で人手不足となっているため、安定して仕事を続けられる魅力があります。
【口コミまとめ】電気工事士がやりがいを感じる瞬間は?
電気工事士は、例年20万人近くが受験する人気の資格です。※
人気が高い理由の一つに、作業終わりなどで大きなやりがいを感じられることが挙げられます。
ここでは、実際に電気工事士として働いている方が感じているやりがいを紹介します。特に口コミ調査で多かったのは、下記3つの内容です。
・お客さまから感謝されたとき
・日常生活で電気が使えるようになったとき
・独立も目指せる
現役の方や経験者の方の口コミから、やりがいや魅力を見ていきましょう!
※試験実施状況の推移|一般社団法人 電気技術者試験センター
お客さまから感謝されたとき
1つ目の働きがいに関する口コミは、「お客さまから感謝されたとき」です。ネット上で調べたところ、下記のように「感謝されたことが嬉しかった」との口コミが多く見られました。
・小さな子どもがいる家庭の工事でコンセントカバーをつける配慮など、お客さまの立場になって工事したときに配慮がお客さまに伝わって感謝されたことが嬉しかった
・照明の設備などを提案したところ、「提案した内容が便利ですごく助かっている。本当にありがとう。」とお客さまから感謝の言葉を直接もらえて、やりがいにつながっている
上記のように、自分が行ったことに対して直接感謝の言葉を聞ける機会があるので、やりがいがあります。
日常生活で電気が使えるようになったとき
2つ目の働きがいに関する口コミは、「日常生活で電気が使えるようになったとき」です。ネット上の口コミを調べたところ、下記のように「達成感を得られて働きがいがある」といった内容が多くありました。
・自分の取り付けたコンセントが使えるようになったり、スイッチを押したら照明が点灯したり、日常で電気が使えるようになるのが1番嬉しい
・作業が終わったときに、パッと照明がつくときに達成感を感じる
上記のように、日常生活に欠かせない電気を自分で直せたり、使えるようにできたりすることに喜びを感じて、仕事を続けている方が多くいます。
【やりがいからわかる】電気工事士に向いている人
口コミのやりがいや魅力から、電気工事士に向いている人は下記のとおりです。
・将来性の高い職業に就きたい人
・インフラ関係の仕事に興味がある人
・電気や機械を触るのが好きな人
・人のためになることが好きな人
・資格を活かせる仕事に就きたい人
・稼ぎたい人
特に、お客さまの笑顔や感謝に触れたい人におすすめの職業です。資格取得サポートがある企業では、未経験からでも目指せるので、ぜひ一つの進路として考えてみてくださいね!
まとめ
電気関連の工事をひと通り担う電気工事士の仕事は、下記のようにやりがいや魅力があります。
・チームで働ける
・幅広い専門性を身につけられる
・高年収を狙える
・人手不足なので仕事に困らない
また、「お客さまの感謝の言葉がやる気につながる」「電気がついたときに達成感がある」など、働きがいを実感できる瞬間が多くあります。
岐阜県大垣市のAITHER(アイテール)は、一般家庭のエアコン設置から、公共設備の新築・増改築時における電気設備の構築やエアコン・太陽光パネルの清掃まで、さまざまな電気工事を請け負っております。
また、AITHERでは規模拡大のために、電気工事士を募集中です。チームで協力して仕事したい方や電気関連の幅広いスキルを身に付けたい方は、ぜひご応募ください!