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ー電気工事で重要なスイッチの構造!スイッチ交換の費用目安も紹介ー

一般家庭でコンセントとともに連日使用されている電気部品がスイッチです。
電気製品と接続する重要な部分であるコンセントと同様に頻繁な操作を行うスイッチは徐々に摩耗や劣化が起こり、交換するタイミングがいつかはやってきます。
しかし、スイッチは電線がつながっていることや電源をコントロールする部分でもあることから家庭の電気部分でも危険な場所の一つであり、工事をする場合は専門家である電気工事士による作業が必要です。
今回は、そのようなスイッチの構造や電気工事士にスイッチ交換を依頼した場合の費用目安について紹介しましょう。

電気工事で重要なスイッチの構造

電気工事をする際、いくつかのタイプの構造を知っておく必要があります。
主なスイッチの構造として次の3タイプがあり、最初にこれらの構造を解説しましょう。
・片切スイッチ(かたぎりすいっち)
・3路スイッチ(さんろすいっち)
・4路スイッチ(よんろすいっち)

片切スイッチ

スイッチといえばこのタイプの構造がほとんどです。
一番シンプルな構造のスイッチといえるでしょう。
スイッチを押すと反対側に接続されて電気が通ります。
自宅の照明スイッチのほとんどが片切スイッチであり、室内の電気工事でスイッチ交換をする際もこのタイプの交換が多く行われています。

3路スイッチ

2か所でオンとオフにしたいときはこのタイプのスイッチを設置します。
3路スイッチはスイッチを入れることで、どちらかに入り切りできるのが構造上の特徴です。
基本的に1つで使用することはなく、2つ用意して合わせることで使用しています。
一般住宅では階段の上がり下りの部分以外はあまり利用されませんが、住宅の構造によっては頻繁に複数の場所で利用することもあります。
余談ですが、電気工事士の試験対策をしているとどこが電源なのか、負荷(電球など)なのかわからなくなる若干複雑な構造のスイッチです。
ただ、有資格者であれば日常的に取り扱っているため、まったく問題なく施工してくれるでしょう。

4路スイッチ

3か所や4か所などの複数箇所で使用したい場合に用いられるスイッチ構造です。
主に3路スイッチと組み合わせて施工することが多く、3路スイッチを二つ用意したうえで4路スイッチを1つ用意して3箇所でスイッチを入り切りする運用を行います。
一般住宅で3箇所以上の場所で連動したスイッチを設置することはありませんが、工場などでは頻繁に施工されているタイプのスイッチ構造です。

意外に高額なスイッチ交換の費用

スイッチの構造を知ったところでスイッチ交換の費用目安を紹介しましょう。

かなり高額になる可能性もあるスイッチ交換

スイッチ交換は、高額になる可能性があります。
目安として1万円から数万円です。
たったスイッチの交換だけと思われがちですが、スイッチの規格によっては配線をし直したり、時に新規で設置するといった措置を取らなければならない場合もあります。
また、電気工事士が出張して工事を行うので、その手間賃を考えるとどうしても高額になってしまうのです。

DIYできないスイッチ交換

数万円も支払うなら自分で施工しようという方も出てきますが、実はスイッチ交換の工事の多くで危険を伴う作業になるため、電気工事士の国家資格がないと施工できません。
それでもこっそりやりたいという方もいるでしょうが、ショートや感電する危険が非常に高いため、電気工事士に依頼することを強くおすすめします。

スイッチ交換を安くお得に施工してもらうには?

スイッチ交換は意外に高額な費用が発生します。
ただ、基本的に危険を伴ったり、作業に手間がかかったりするためやむを得ない部分があるのも事実です。
そのようななかでもお得に安くスイッチ交換の電気工事をしてもらうポイントとして次のことがらを押さえましょう。
・思い切って交換する
・あらかじめスイッチの配置を決めておく
・部材をこちらで用意

思い切って交換する

スイッチの工事は修理という選択肢もあります。
確かに修理をしてもらえば一時的に安く費用を抑えられるので、一見この方法が良いのではと思われがちです。
しかし、数年数十年といった視点で見ると、新品交換するよりも明らかに早く消耗してしまい、再び故障します。
そういったことを回避する意味でも思い切ってスイッチを新規のものに全交換してしまった方が長い目でみればお得です。
不具合が早い時期に起こって再工事するよりもある程度年数が経っている場合は思い切って交換のための電気工事を施工してもらいましょう。

あらかじめスイッチを切っておく

意外な節約方法としてあらかじめスイッチの配置を決めてしまうという手があります。
スイッチといっても実はあまり使っていないスイッチが自宅には意外に多く存在しているのが事実です。
そういった場所を無理にスイッチ交換するのではなく、日常頻繁に使用しているところや故障しているところに絞ってスイッチ交換を依頼しましょう。
家庭でも使用していないスイッチは多いものの、店舗やオフィスなどでは約4割の場所で使用されていないスイッチが存在するといわれています。
このようにとりあえずひと通り交換するというのではなく必要最小限の交換だけにしておくというのもおすすめです。

部材をこちらで用意

電気工事業者が近所の人だったり、頻繁に電気工事を依頼している場合は、思い切ってスイッチの部材をこちらで用意して施工だけしてもらうという方法もあります。
部材としてのスイッチは家電量販店やホームセンター、ネットショップなどで購入でき、しかもびっくりするくらい安価に販売されていることも珍しくありません。
一方、部材の用意から施工まで一連の作業を電気工事士に依頼するとそれなりの費用と部品代が請求されます。
部品代は、市販されている同じ部品よりかなり高額に設定されているので、もし電気工事を施工してくれる方とコミュニケーションが取れたり、こちらで正確にスイッチの部品が用意できるようであれば思い切って用意してしまいましょう。
部材を用意するだけで電気工事費用が大幅に安くできます。
一方で、こういった方法はこちらにある程度スイッチの知識があることや相手もこちらを信用できる、あるいは親密な関係であるといった条件がクリアされていることも必要です。

まとめ

電気工事のなかでもスイッチについてまとめました。
スイッチは身近な電気部品であるものの、多くのスイッチを交換するとそれなりに費用があります。
そのため、今回紹介したお得に工事してもらうポイントを活用して、よりスムーズにお得にスイッチ交換をするようにしましょう。