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ー電気工事の屋外配線には注意点も!使用することの多い部材も紹介ー


電気工事は照明などを設置する場合屋外配線をするケースも多くあります。

そのような時に使用するのが加工しやすいVVFケーブルです。

ただし、このケーブルはもともと室内用のケーブルなので、屋外配線では別途ケーブルを保護する必要があります。

しかも、この保護をするための電気工事には多くの注意点があるのも事実です。

そこで今回は、屋外配線の施工で注意しているポイントを紹介し、使用することの多い屋外配線の電気工事用部材についても解説します。

 

 

屋外配線で注意しているポイント

電気工事の屋外配線では次のようなポイントに注意して施工しています。

・束ねすぎないようにしている

・カラーケーブルで色分けしている

・電線保護材を必要な範囲で多用している

 

 

束ねすぎないようにしている

電気が流れるVVFケーブルは、屋外配線の場合ケーブルの支持よりも束ねる形で転がし配線と呼ばれる施工方法が用いられています。

一方で、この束ねすぎをしてしまうと放熱性が悪化して許容電流の低下を引き起こすリスクがあります。

特に屋外配線の場合は、外気の熱にさらされ続けるので、放熱性は非常に重要です。

そのため、5本程度を目安に束ねすぎないように注意し、放熱性を確保しているのが特徴です。

 

 

カラーケーブルで色分けしている

全ての施工現場で行われているわけではありませんが、カラーケーブルでVVFケーブルを色分けしている場合があります。

屋外配線の寿命がどうしても短くなりやすい傾向があるため、メンテナンス性を重視してケーブルの色分けをするように注意しているからです。

さらに億愛配線はケーブルが長くなりやすいので、たどって電線のもとを探すのは効率が悪く、そう言った意味でケーブルを色分けして区別することも少なくありません。

また、施工ミスが起きないように色分けで適切なケーブルを切断したり、正確な接続ができるようにしたりもしているのです。

 

 

電線保護材を必要な範囲で多用している

冒頭でも触れましたが、VVFケーブルは、もともと屋内配線に使用するケーブルです。

そのため紫外線に弱く、屋外に設置するとビニールがひび割れてしまうのです。

さらに雨水によって絶縁の劣化を引き起こすことも少なくありません。

こういったトラブルが起きないように注意深く施工するのと同時に電線保護材を必要な範囲で多用しているのも特徴です。

 

 

コネクタ部分にも注意している屋外配線

電気工事は、コネクタ部分も施工する必要があります。

当然、屋外配線も例外ではありません。

ただし、屋外配線のコネクタ部分は注意点も少なくないのです。

 

 

コネクタ部分は注意点も多い

かつては多くの電気工事で電線同士の接続に筒状の鉛製部材であるリングスリーブが用いられていました。

しかし、専用の工具を使って圧着接続するなど電気工事の現場でもそれなりに手間になっていたのも事実です。

こういった背景から近年は差し込みこねくたによる接続が増えてきており、リングスリーブによる接続が減ってきました。

屋外配線もそういった流れになってきているものの、ケーブルに過度な張力が加わることや、接続不良が起こりやすいリスクも大きくなります。

それによって発熱や火災といった絶縁抵抗の増大によるトラブルも多くなるとされています。

このようなトラブルが起きないように、より慎重にコネクタの接続に注意して施工されているのも屋外配線の特徴です。

 

 

コネクタ部分を防水用にする

コネクタが普及するにつれて、コネクタも屋外配線で多く用いられてきました。

先ほどは、接続に注意することを紹介しましたが、部材自体も防水に特化した屋外用のものを用いているのが特徴です。

実際、防水用のコネクタを用いることで水の侵入を防ぎ、サイフォン効果による配線の劣化や破損を予防できます。

サイフォン効果とは、内部に水分が入ると蒸気に変化して電気ケーブルの内外に気圧差が生じる現象です。

これによって水分がどんどんケーブル内部に浸透してしまい、故障や破損などの原因となるのです。

一度発生してしまうと数ヶ月でケーブル自体が使用できなくなり、電気も流れなくなるため、防水仕様のコネクタを用意して水の親友をしっかり防ぐことが重要と言えます。

 

 

よく用いられることの多い屋外配線用の部材

電気工事をする場合、VFFケーブルの電線保護材としていくつもの種類の部材を使用します。

そのなかでも比較的用いられることの多い部材として次の部材が挙げられます。

・熱収縮チューブ

・スパイラルラッピング

・自在ブッシュ

全ての屋外配線で用いられるものではありませんが、目にすることが多い部材なのでそれぞれ見ていきましょう。

 

 

熱収縮チューブ

熱を加えることで収縮する電線保護材です。

主に機器内配線の絶縁、端末処理に用いられるもので様々な部分に使用されているのが特徴です。

種類も多く、難燃性、水分、腐食の耐性が高いタイプなどの粘着剤のついているものも少なくありません。

また、屋外配線の火災リスクや劣化の予防でも活躍する部材です。

 

 

スパイラルラッピング

電線だけでなくワイヤーやチューブなどの保護にも対応している電線保護の部材です。

屋外配線の部材に求められる過酷な使用条件に適した材質が8種類展開されており、サイズも7種類あるなど屋外配線の状況に合わせて柔軟に選べるのもメリットです。

さらにカラーバリエーションも多いので、色分けによるメンテナンスのしやすさや修理のしやすさも適しています。

 

 

自在ブッシュ

はめ込み式の電線保護の部材です。

柔軟性に優れているのが特徴で、自在に加工して屋外配線に利用できるメリットがあります。

素材も耐候性、難燃性に優れたポリエチレンを使用しているため、紫外線や雨水といったトラブルや屋外しようにも適しています。

あらかじめ側面にスリットを入れてあるものや粘着材をつけているタイプも多く、簡単に使用できるメリットも少なくありません。

 

 

まとめ

屋外配線は紫外線や雨水、急激な温度変化など外的刺激の影響を受けやすい環境に設置します。

さらに劣化や火災も室内配線よりも発生しやすく、リスクの大きな工事です。

そのため、屋外配線を施工する場合は、いくつかの注意点と必要な電線保護のための部材を用意することが重要です。

このように注意点も多いうえ、用途や目的によって柔軟な対応が求められる工事でもあります。

そのため、可能であれば電気工事の専門業者に相談して屋外配線を依頼するようにしましょう。

 

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