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電気工事の現場で行われている安全対策って何?感電の原因は?


 

電気工事を行っていて常に隣り合わせなのが感電事故です。
そのため、電気工事の作業に従事している方は、必要な用具や措置を行って感電の発生を起こさないように注意しているのです。

 

それでも感電事故はたびたび発生しており、それらを徹底して撲滅するためにさまざまな安全策が講じられてきました。
今回は、電気工事の現場で行われている安全対策について解説し、電流に対する絶縁措置などに触れていきます。

 

また、漏電など電気工事で起こりうる感電事故の原因についても説明しましょう。

 

電気工事で講じられている3つの安全対策

電気工事で講じられている安全対策は次のような3つの点が挙げられます。

1・服装に注意した安全対策
2・工具の工夫による安全対策
3・作業の内容による安全対策

 

電気工事の現場ではこれらについて入念に対策を行い、感電事故の発生を未然に防ぐ措置が取られています。
それぞれどのような安全対策なのかについて解説していきましょう。

 

3つの安全対策とはどのような対策なのか?

まず、服装による安全対策として、次の点が講じられています。

 

作業服

作業服は基本的に真夏であっても長袖を利用します。
これは後述する汗による感電を防ぐためです。

 

夏場は大変厳しい環境での作業になることも多いため、比較的涼しい素材などを使用して長袖で作業しています。
また、ベルトも金属類を使用していないものを装着していることがほとんどで、利用しない場合も少なくありません。

 

汗対策としては、汗で濡れた手が電気を通しやすいため、汗がつかないように手袋も専用のものを使用します。

 

汗で濡れた手で通電中の電気設備に触れるのは、大変危険なので汗対策は手袋以外にもさまざまな安全対策が講じられているのも事実です。

 

その対策とは、ヘルメットや靴の工夫です。

 

汗が流れてもヘルメットの表面に付かないような工夫がされていて、通電しやすい金属類を使用していないヘルメットを着用します。
また、靴に関しても同様に汗が漏れてこないような素材を使ったり、金属類をつけないようにしています。

 

汗対策

工具についても工夫が講じられているのも特徴です。
それは専用品の利用と使用前点検を徹底することが挙げられます。

 

工具は、一般の建設用や作業用の工具ではなく、電気工事用に最適化された専用品を使用することもあります。
ただ、一番は使用前の点検です。

 

実際の現場では、腰道具と呼ばれる電気工事で常用する道具を装着していますが、それらの中には一般的な工具を装着していることも珍しくありません。

 

なかには、ドライバー、ニッパー、ペンチなど金属製の工具も多くあります。
それらは、持ち手こそゴムなどの絶縁体が装着されていますが、金属を使った部分がほとんどです。

 

そのため、利用するたびにある程度のリスクを取って作業しなければなりません。
このような状況に対して現場で行われていることが使用前の点検です。

 

持ち手のゴムの部分が破れていないか、正確な作業ができるかといった点検を通じて、誤った作業による感電や持ち手から漏電しての感電といったトラブルを未然に防ぐ努力がされています。

 

電工ナイフや電工レンチハンマーのような専用品であっても金属部分が存在するため、日頃のメンテナンスも非常に重要なことがわかるでしょう。

 

靴やヘルメットの工夫

最後が作業による安全対策のポイントです。
これは作業前、作業中によって分けられます。

 

まず、作業前の安全対策として点検が代表的なポイントです。
作業前に今から作業する部分の電源やブレーカーを確認して、電気が流れていないかを確認します。

 

そこから実際に微量でも電気が流れていないか、検電テスターを利用して配線コードなどをチェックする検電も実施するのもポイントです。

 

作業中は、こまめに絶縁チェックや遮断チェックを実施して感電が起こらないようにします。
また、通電合図などのルールを共有することで、作業員全体の安全対策も講じています。

 

以上のような対策を中心にして対策していくのが特徴です。

 

感電事故の原因3選

規模の大小によって感電事故は、電気工事中にたびたび発生しています。
そもそも感電とは電流が人体に流れてしまい、人体の各部位にダメージを与えてしまう状態です。

 

電気工事では最悪の場合、死に至ることもあるため、これまで紹介してきた安全対策を徹底して感電事故が起こらないようにしています。
しかし、漏電箇所に触れる、電線や電気機器に触れる、同時に異なる電線に触れるといった原因で感電事故が発生してしまいます。

 

まず、漏電した部分へ誤って触れてしまうことで感電事故が発生してしまいます。
これは、どのような場所でも起こりうることで、自宅で一般の方も起こりうる電気トラブルです。

 

次に電線や電気機器に触れる原因は、現場で最も多いといわれている内容です。

 

通電していない電線や電気機器に触れるのは問題ありませんが、誤って電圧がかかり、通電している場所に触れることで事故が発生します。

 

この点は、電気が流れているかどうかの把握やコミュニケーションが重要です。

 

最後が同時に異なる電線に触れるトラブルです。
電圧が異なる二つの電線を触れてしまうと、ショートといって人間を介した電気を別の電線に流れることで感電事故が発生します。

 

このケースでは、多くの場合深刻な事態になりやすいため、特に慎重に作業が行われています。

 

これら以外にもさまざまな原因が考えられるため、それらについても日々対策が取られているのです。

 

まとめ

今回は、電気工事の安全対策について解説しました。

 

最初に服装、工具、そして作業内容についての説明をしましたが、いずれも電気工事に従事している方が当たり前のように講じている安全対策です。

 

しかし、このような安全対策を講じても、後半で解説した原因などによって感電事故が発生してしまうこともあります。

 

それでも発生した関電事故について、どのような理由で発生したのかを入念に分析し、その安全対策も日々進化しているのは事実です。
今回紹介した安全対策も将来は、さらに進化した内容となっていることでしょう。

 

このようにして連日安全に電気工事ができるよう、従事者は日々工夫や注意を徹底しながら作業にあたっているのです。

 

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