リフォームで利用したい電気工事!スイッチ工事の費用相場とは?
電気工事といえば、コンセントの増設や配線、照明器具の接続といった一連の工事を電気工事のプロである電気工事士が手掛ける工事のイメージがあります。
しかし、リフォームなどの工事で意外に多く行われるのがスイッチ工事です。
今回は、スイッチ工事がどのようにして行われるのか、費用相場はいくらなのかを解説していきます。
スイッチ工事とは?
スイッチ工事は、部屋や廊下などの照明をオンオフにするためのスイッチに対して増設や交換などの工事を言います。
照明以外のスイッチ(ルーバーや換気扇など)もこの工事に入りますが、主に一般家庭の工事では照明関係のスイッチがメインになります。
このスイッチ工事は、電気工事の中でも見落としがちな工事ですが、ライフスタイルによってスイッチの形状が大きく変わったり、施工によって室内の雰囲気が一気に変化します。
また、スイッチを電気工事で移動させることで快適性が増したり、センサースイッチ(人に反応して自動的にオンオフになるスイッチ)にすることで、負担を減らしたりできます。
さらに、階段の登り始めとのぼり終わりの両方にスイッチをつけたいといったニーズに対しても、増設して利便性を高められるのも魅力です。
このようにスイッチ工事といっても、外見の変化、快適性の向上といったメリットを十分もたらしてくれます。
以上のようなリフォーム目的のスイッチ工事も電気工事として頻繁に行われますが、スイッチをこまめにオンオフする場所では10年程度で寿命が来るとされています。
その場合は、修理目的での電気工事としてスイッチの交換が行われます。
壊れたスイッチを無理に使用していると接触不良を起こし、最悪感電事故や火災といった深刻な事故が起こるからです。
そもそもスイッチは電線から来た電源と照明器具とを配線とともに電気の通り道として用いられるものです。
そのため、スイッチに不調がある場合は、漏電などの危険もあるので、早めにスイッチ交換などの電気工事を依頼するようにしましょう。
電気工事でスイッチ工事をする場合の費用相場
電気工事の中でもスイッチの工事は比較的安価ですが、その相場は3,000円から3万円となっています。
主なスイッチの電気工事の相場を見ていくと次のような相場です。
スイッチの増設:5,000円前後
スイッチの交換:3,000円前後
スイッチの新設:6,000円から3万円
ただ、これらはあくまで目安であり、分岐させる配線の長さによって大きく変化する場合があります。
実際のスイッチ工事では、配線を設置する長さが1m単位で金額に変化があるとされています。
つまり、新設するスイッチが既存の配線から遠くなればなるほど費用も増すのです。
たとえば、壁を挟んでのスイッチ新設であればそこまで費用がかからないものの、階段の登り始めから終わりに新設する場合は、配線の距離も長くなるので費用も増します。
スイッチ器具はそこまで部品代金として高くはありませんが、スイッチ工事では配線の長さが費用を左右する大きな要素となっているのが特徴なのです。
安く電気工事を依頼するポイント
スイッチ工事は電気工事の中でも比較的安価な工事ですが、いくつも新設、増設、交換を行うと相当な費用がかかります。
そういった費用を少しでも安くするポイントとして次の点を押さえておくと良いでしょう。
・相見積もり
・こちらでスイッチ本体を用意する
・既存の配線を活かしてもらう
まず、どのような工事でもいえることですが、相見積もりをするのがおすすめです。
業者によって、同じ電気工事でも費用が異なるからです。
特に複数のスイッチ工事を同時に行う場合、その差額は大きくなるため、近くになるいくつかの工事業者に相見積もりを受けてみて施工を依頼するようにしましょう。
施工する業者と相談し、同意が得られればスイッチをこちらで用意するのもおすすめです。
電気工事で利用できるスイッチはさまざまなものがあります。
そのため、業者が用意するタイプは限られていることも少なくありません。
そういった状況から自分で用意したスイッチを電気工事業者に設置してもらうといったことで、費用を安くすることができます。
ただし、持ち込み部品で割増料金を請求されたり、設置を断られたり、そもそも対応していないスイッチだったりといったことも多いので、必ず事前に相談しましょう。
既存の配線をなるべく活かしてもらう方法も有効です。
配線距離によって費用が変わるので、既存の配線をなるべく活かした配線にしてもらって施工してもらうのがおすすめの方法といえます。
ただし、技術がないと電気工事そのものができないので、そういった意味で相見積もりによって技術力も見極めるようにしましょう。
このような方法で電気工事を施工すると、安くなりやすいといえます。
スイッチ工事を受ける前の注意点
スイッチ工事を受ける前に注意すべき点として、配置場所と配置個数の検討をすることです。
配置場所は、扉の裏側に隠れてしまったり、暗い部屋では場所を探すのが難しかったりといった場所に設置しないようにします。
これは、電気工事業者がきちんとチェックしてくれることもありますが、自分でも行っておきましょう。
次に必要な数だけスイッチを取り付けるということです。
本当に増設する意味があるのかといった点を検討し、付けたあとのイメージをしてみます。
電気工事業者は増設個数を増やす方が利益が増すので、基本的に減らす方向に話を持っていくことはまれです。
そのため、自分で増設後のイメージをしてみて、必要かどうかを検討しましょう。
これらの点を押さえるのがおすすめです。
まとめ
スイッチ工事は、照明器具と電線から伸びる電源を接続する中間の工事になります。
そのため、電気工事を行う場合は、細心の注意を払って施工されるものです。
今回は、基本的なスイッチ工事について、どのように行われるのか紹介し、いくらくらいで施工してもらえるのかをまとめました。
スイッチ工事をするだけでもリフォーム後に室内の印象は大きく変わるので、リフォームとともに必ず施工しておきたい工事といえます。
気になる方は、まず電気工事を手掛ける専門業者に依頼し、見積もりをしてもらうことから始めてみましょう。
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